
日本犬保存会は、日本犬標準というものを定めています。これは日本古来の日本犬の姿を保存・発展させることが目的で、ドッグショーなどもこれを基準に品評されます。
前回に引き続き、今回は後ろ足の形についてお伝えします。

後肢
犬の後ろ足は厳密には後肢と表します。
後肢は犬の運動能力の大部分を占める重要な部分です。
犬の後肢は、尻・大腿部・膝部・下腿部・後繋部・趾部の6か所で構成されています。

―力強く踏張りー
これは、後肢が力強く踏ん張り、弾力があり、強健であることを意味する言葉です。
この状態を形作るには、後肢における各関節がよい角度で構成されていて、かつ後肢が力強く踏ん張っている状態であることが重要です。
―飛節強靭にして趾緊握すー
飛節は膝関節と連動して、運動能力において重要な役目を司る部位です。
これも同じく、力強さと関節のよい角度が重要なポイントになります。
たまに見られますが、後肢の角度不足・開き具合・腰の弱いものは、残念ながら展覧会において理想的な後肢とは言えません。
また、足の踏み幅も重要なポイントの一つです。バランスの良い力強い踏み幅は、後肢における各器官の連結や構造的な正しさの証明と考えられています。

四本の脚の正しい位置の説明
前足の場合、胸の幅と同じ幅がよい。広踏・狭踏・外曲したO状の踏み込みはよろしくないとされましたが、
後ろ足の場合、腰の幅と同じ幅がよいのですが、実際にはやや広めの足幅になることが多いです。かといって広すぎる足幅・狭踏は良くないとされています。
また、後ろから見て飛節を中心に足がX状になる立ち方もよくないとされています。
もちろんこれらは、展覧会において「日本犬標準に近い」=「評価の高い犬」とされているうえでの評価の基準であり、そうでないからといって犬として劣っているという風なものではないことにも留意しておく必要があります。
「図:日本犬ー日本犬のすべてー(平成17年12月25日発行71巻第7号増刊号)」
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