生物はみな、パーソナルスペースと呼ばれる自分だけの領域を持っています。そして、その領域に未知のものが入ると不安感や不快感を感じます。
人間の場合でも、よく知らない人がすぐ横にいると不安になりますよね、実は犬もそう感じているのです。
犬の場合、パーソナルスペースに入られた時にとる反応として、威嚇したり逃げ出したりといった行動をとる場合が多いです。
そして最悪の場合には相手に噛みついたりすることがあります。
もし、犬同士が一定距離を保ちながら、近づいたり、遠ざかったりを繰り返しているならば、その犬同士はこのパーソナルスペースを守りながら交流をとろうとしている状態です。
しかしこのパーソナルスペースは犬によって広さが違うので、片一方の犬にとっては大丈夫な距離だったとしても、もう一方の犬にとっては大丈夫ではない場合がよくあります。この場合むやみに近寄るのはお勧めしません。非常に喧嘩が起こりやすい状況です。
とくに柴犬の場合、歴史的に屋外で単独で生活する時期が長かった犬種なので、他の犬種よりもパーソナルスペースが広い傾向にあります。よって柴犬が他の犬に比べて頻繁に威嚇したり、怖がりだったとしても、それは特別異常のある行動ではありません。
他の犬たちと仲良くなるには、最初はパーソナルスペースを守り、犬同士の挨拶を済ませるまでゆっくり待つようにしましょう。
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