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柴犬の猟性

更新日:2022年11月19日

日本犬の理想は、「姿芸両全」であると言われています。

「姿芸両全」とはただ姿が美しいというだけでなく、芸も兼ね備えている様子を指します。

犬の芸とは狩猟のことであるため、獲物に立ち向かう心の強さと技までも備えた犬を意味する言葉となります。。



日本犬は生まれながらに、「猟能」(りょうのう:狩猟本能)を備えており、イノシシなどの野生生物などと戦うときにこの本能は発揮されます。


獲物との戦い方は犬によって異なります。まっすぐにイノシシに立ち向かっていく大胆な犬もいれば、間合いを取り隙をうかがう頭脳的な犬もいます。

牙をむき、間合いを取り駆け引きを行う姿は、武士の真剣勝負の様相を呈します。






必ずしもがむしゃらに噛みつく犬が優秀とは限りません。吠えて威嚇することでイノシシを追い込み、退路を断ちつつ飼い主を呼ぶという技術を見せる犬も大変優秀です。








「日本犬は猟をする」と聞くと、人によっては日本犬は攻撃的なのかという印象を抱くかもしれませんが、日本犬は決して凶暴ではありません。

山で猟に使っている犬でも、普段はおとなしく、誰にでも体を触らせる犬が多いです。


猟性と良性は共存すると言えるでしょう。

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