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柴犬のしっぽについて

更新日:2022年12月22日


柴犬の尾は、犬種の特徴を表す非常に重要な部分であるといえます。


一般的に「立耳巻尾」と言えば、日本犬を指す大きな特徴といわれています。

犬のしっぽの動き方には、犬の感情やその精神力などが現れ、犬の状態を測るよい指針となります。犬の機嫌がいいときに、ちぎれんばかりにしっぽを振る姿は誰でもご覧になったことがありますよね。


展覧会などでは、尾は太く力強いほうがよいとされています。また、尾をお腹の下に巻き込んでいるような姿は残念ながら、精神力・悍威が足りないという評価をされてしまうことが多いです。



尾の形として、日本犬には「差尾」と「巻尾」が存在します。

差尾とはぴんとまっすぐに上を向いた尾のことであり、

巻尾とはしっぽの付け根から後ろ側に緩やかに弧を描く尾のことを言います。


犬を飼う、ということにおいて、どちらの尾の形がよいというものはありません。見る人の好みの問題だといえます。

しかし、展覧会などに出展する際には、犬のサイズによって尾についての規定があり、大型の日本犬では「巻尾」のみが評価されます。


柴犬などの小型犬は、展覧会では差尾と巻尾は同等に扱われます。

ちなみに、そもそも差尾の犬は日本犬において珍しい形であるといえます。



巻尾は背骨の流れから自然な曲線で曲がり、柴犬ならニワトリの卵が間に入るくらいの巻具合が良い形とされています。

しっぽの付け根から不自然に曲がっていたり、二重巻、不自然な尾前の跳ねなどは展覧会においては好ましくないものとされる可能性があります。


尾の長さは、尾を下に垂らしたときに、尾先が後ろ足の真ん中くらいの高さにくる程度がよいとされています。しかし、実際にはそれより少し短い尾がほとんどで、特にそれで評価が下がるといったことはめったにありません。

しかし、尾が極端に長すぎる・短すぎるといった場合はどうしても不自然に見えるので、評価は低くなる傾向にあるといえます。



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