柴犬の寿命は昔より伸びています。その大きな理由として食事が挙げられます。
元来、柴犬には粗食がよいとされてきました。
言うまでもない話ですが、これは柴犬には生物学的に適切な栄養が必要ないという意味ではありません。
柴犬は粗食でも耐えられるということ。また、現代では犬に与えられる食事量は適切な量よりも多く与えられる傾向があるため、過食によって病気が引き起されることもあります。つまりエサの量は通常の感覚より少なめ量のほうがよいということです。
特に老犬は運動の量も少なくなり、必要な栄養量も少なくなってくるので、食事量を飼い主が調整する必要があるでしょう。
食べないよりはよく食べるほうがよいのは言うまでもありませんが、かといって欲しがるだけ食べさせることは老犬の体によくありません。
犬の体型をよく観察し、太りすぎたり痩せすぎたりしない様に工夫してエサの量を調節してあげましょう。
愛犬が可愛いから、喜ぶからとどんどん食べ物をあげてしまう飼い主さんも多くいますが、一度太ってしまうと痩せさせるのは大変です。
人間と違って運動で痩せさせるのはお勧めしません。
犬の場合、よほど運動不足な犬でない限り、痩せるほどハードな運動をしてしまうと犬の体調を崩す原因となってしまいます。
それよりは、毎日の食事の質と量を調整する方法で痩せさせるほうがよいでしょう。
例えば、低カロリーの食事を選択するとそれほどえさの量を減らさなくて済むので、犬のストレスが少ない状況での減量が期待できます。
愛犬の寿命を管理しているのはあなたです。毎日の食事を大切にすることが、より長く愛犬と一緒にいられることにつながります。
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