意外かもしれませんが、実は犬も嘘をつきます。
ただし誤解しないでください。犬が嘘をつく理由は、人間にたまにある、悪い気持ちや利益を求める気持ちからくるものではありません。
犬の嘘は、「飼い主に叱られたくない、もっと愛してほしい」という、可愛らしい理由から出てくるものです。
昔、飼い主に「そんなことしちゃダメでしょ」に言われたことがあり、それをまだ覚えているのに、そのいたずらをしてしまった時、犬はまだいたずらに気づいていない飼い主の前で一生懸命しっぽを振って見せたり、ちょっと元気がないふりをしたりして、自分のやったことをごまかそうとすることがあります。
有名な事例として、飼い主にあまりかまってもらえていない犬が、足にけがをしたかのように引きずって歩いて見せたということがあります。それは犬が愛情を求めてついた、いじらしい嘘です。きっと過去に足にけがをした時に優しくして
もらったことを覚えているのでしょう。
犬をすでに飼われている人はきっと経験したことがあるでしょうが、散歩中犬が行きたくない所に行こうとすると急に寝転がったり、具合悪そうにするのに、お気に入りの場所に向かうときには急に元気になったりします。あたりまえですが、犬にも心があるのです。
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