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犬が吠えるには理由がある【要求吠え】

更新日:2020年9月20日

 犬の要求吠えとは、「散歩に行こっ!」「かまってかまって~」「おなかすいたよぅ」などと犬が何かをもとめている時、欲求を満たしたい時に、吠え続ける行為のことです。

 吠えることで飼い主さんの気を引き、自分が望んでいることを伝えようとしているのです。これも問題行動の一つとして悩む飼い主さんが多いですね。

 家で用事をしているときに、愛犬が要求吠えを始めた場合、どんな対応をするのが正しいのでしょうか。


■うるさいからといってすぐにおやつを与える

 これはNGです。「吠えればおやつがもらえるんだ!」と覚えてしまい、それが習慣化すると、吠えておやつをねだるようになってしまうでしょう。


■吠えているのを叱りつつ少し我慢をさせて与える

 これもNGですね。「ダメ!」など叱ったりするのもかえって犬を興奮させてしまいます。

 そして少し我慢させてからかまってやればいいのではないかと考える飼い主さんもいるかもしれませんが、それをしてしまうと「頑張って吠え続けたから、言うこと聞いてくれた!」と勘違いし、これからも喜んでどんどん吠えるようになるかもしれません。


 愛犬が要求吠えをする場合の効果的な対応には、以下のようなものがあります。


▶用事をしている間は無視をする

 犬が吠え始めると背を向け、吠えやむまで無視をして相手をしない。

無視をされることで、吠えても無駄だと悟り、あきらめて静かに待つようになります。


▶「おすわり!」と指示して落ち着かせて、おすわりをしたらほめてあげる

 吠えるのではなく、おすわりをした方が良いことがある、と理解させる方法です。



 しかしこの2つの対応にもそれぞれ注意すべき点があります。あまり無視をし続けてしまうと、愛犬との信頼関係を損なう可能性もあるので、静かにしているときはほめてやることが大切です。

 おすわりをさせる場合も、ほめるときにおやつまであげてしまうと、「静かにしたから」ではなく「吠えておすわりをしたからおやつをくれた!」と覚えてしまい、『吠える→おすわり』の一連の動作を繰り返しておやつをねだるようになってしまいます。

 おすわりをしてもおやつは与えず、ほめるだけにしておくとよいでしょう。


最後に

 大切なのは、愛犬が静かにしているときにほめてやるということです。おとなしくしているときにほめられると、吠える必要はないと理解してくれるでしょう。

 要求が強い愛犬は日常生活を見直しましょう。散歩や運動の時間を増やす、一緒に遊ぶなどして退屈な時間を減らして飼い主さんとのスキンシップを増やしてあげることも必要ですね。





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